top of page



DNAを切ったり、貼ったりする分子生物学の実験は、目に見えない分子の反応を想像しながらおこないます。
研究室には遺伝子工学をおこなうための実験機器や試薬がそろっています。
DNAの遺伝情報がmRNAに転写され、タンパク質に翻訳されて機能を発揮する。こうしたセントラルドグマの流れを理解してもらうために、当研究室ではDNA, RNA, タンパク質のすべてを用いた実験をおこなっています。


細胞培養は製薬研究などには欠かすことのできない汎用性の高い技術です。クリーンベンチと呼ばれる無菌的な装置の中で、ヒトの細胞を扱います。




個体レベルでの遺伝子の機能を調べるためにゼブラフィッシュをモデル動物として使っています。
研究室では数百匹のゼブラフィッシュを飼育しています。


ゼブラフィッシュを網ですくい、
つがいをつくって卵を採ります。


顕微鏡をのぞきながら、ゼブラフィッシュの卵に自分たちで作製したDNA(写真の赤色の液体)を顕微注入します。


数日後、卵がかえってゼブラフィッシュの幼魚が誕生しています。
注入した遺伝子がゼブラフィッシュの体の中ではたらくため、その機能を調べることができます。遺伝子組換えにより、筋肉や神経などを光らせて組織の変化を観察することもできます。




1〜2年間の研究成果がまとまった場合は、学会に参加して発表してもらうこともあります。様々な大学や企業の研究者と意見を交わす経験は、卒研を取らないと味わえない貴重な体験です。
bottom of page